2人の「SUZUKI」
今、電車での移動や隙間時間にスマホで読んでいる本です。
鈴木大拙は「禅」を西洋に紹介したことで知られ、哲学者・西田幾多郎とも親交のあった人です。
そしてもう一人・・・
帯にも書かれているように、スティーブ・ジョブズも影響を受けたと言われる鈴木俊隆の著書です。
鈴木大拙が「仏教学者」として欧米に「禅」の影響を与えたとすれば、鈴木俊隆は曹洞宗の僧侶として、米国で「禅センター」を立ち上げて「実践家」として影響を与えたと言えると思います。
私個人は、鈴木大拙との出会いの方が早かったのもあり、彼の文体にも慣れておりますが、やはり読んでわかりやすいという意味では鈴木俊隆の方がオススメかもしれません。
いまや、「家族葬」も増えて「葬式仏教」とまで言われている仏教との接点がなくなって来ている現在、ある意味「逆輸入」的に読んでみるのも良いのではないでしょうか。