2020年に思ったこと
去年は新型コロナで過ぎ去ってしまった一年だったと思いますが、それとは別に、若くして死んでいった有名人の記念yearでもありました。
一人は三島由紀夫。
市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地に籠城し、割腹自殺をして50年でした。
私自身は三島の作品をほとんど読んだことはないのですが、死後50年ということで彼の特集がやっていたのもあり、彼のエッセイなどをパラパラと読んでみました。
もう一人はジョン・レノン。
ダコタ・ハウスの入口でマーク・チャップマンに射殺されて40年でした。
「イマジン」はもちろん、ビートルズ時代から生んだ数々の名曲は、今でもいたるところで流れていますし、彼の曲は強いメッセージとして存在し続けています。
この二人は生き方も考え方も違いますが、私が一番強く考えさせられたのは、二人とも40代で亡くなっている、ということでした。
二人の違う時代、違う国、違う考え方、違う生き方をした有名人が、今の自分と同世代に亡くなっている~三島の場合は自決でしたが、それも含めて~というのが強く印象的に感じられました。
まあ、私と彼らを比べるつもりは当然ありませんが、それぞれ「天才」と言われた二人の人生から、何か響いてくるものがそれぞれにあるとは思います。
二人がもしまだ生きていれば、三島由紀夫95歳、ジョン・レノン80歳となっていますが、彼らはその「死」ということによって、独特の余韻と言いますか、波紋のようなものを残し続けているような気がします。
そのようなワケで、2020年は私にとって「40代」という今を考えさせられる年でもありました。
今年2021年は、どうのような年になるのか、どのような年にするかを考えつつ、彼らを思いながら過ごして行こうと思っています。
2021年、良い年にしましょう!