やはりアルコールは止められないのでしょうか?
今日、元TOKIOの山口達也さんが酒気帯び運転で逮捕されたとニュースで知りました。
バイクで物損事故を起こしての現行犯逮捕での発覚だそうです。
彼はアルコールで問題を起こして、その後病院でアルコールのリハビリを受けているなどと、一時週刊誌などに書かれていましたが、もしリハビリや断酒プログラムなどを受けての今回の事故ならば、業界で言う「スリップ(再飲酒)」してしまったということになりますね・・・。
まあ、私も断酒会に入会して3年になろうとしている関係もあり、最近はお世話になった病院へアルコール治療のプログラムを受けている患者さんに「メッセージ」ということで月に2回ほど断酒会と断酒についてのお話させていただいているのですが、正直、今のプログラムを受けている方からは、断酒に対するやる気(お酒を止める気?)が感じられません・・・。
何となく「プログラムの一環だから」参加しているという感じで、「お酒を止めたいから断酒会について聞きたい」とか「断酒のヒントがあるかもしれないから話を聞きたい」という積極性は無いような雰囲気です。
それはともかく、アルコール依存症者の再飲酒率は9割以上だとも言われてますので、アルコールを止めるというのはやはり難しいのかもしれません。
私も今のところ約3年断酒が続いておりますが、20年止めていた人が再飲酒したという話も聞くように、一生付き合っていかなければならない病気なので、特に40代・50代の場合は、仮に80歳くらいまで生きるとすれば、30年くらい止め続けなければならないことになる訳です。
ですので、今の私の実感としては、アルコール以外の人生の楽しみを見つけられない人はやはり断酒は難しいと思います。
私は今のところ、心理学やカウンセリング、NLPなどの勉強と実践が楽しいのであえてお酒を飲もうとは思わないでいられています。
ようするに、断酒をして別の楽しみや喜びを見つけて人生の生き方を変えることができた人と、単純にアルコールという楽しみだったものが人生からスッポリと抜け落ちただけの人の場合では、後者の方が同じ「断酒」状態であってもやはり再飲酒しやすいと思います。
うまく表現できませんが、単に禁欲的に断酒している人は我慢の限界が来れば飲んでしまいやすいでしょう。
一方、今まで飲酒にさいていた時間や費用を別のものにうまく向けられた人は、我慢だけの断酒をしている人よりは、飲まないでいやすいのではないかと思います。
今回のニュースは、改めてアルコールの魔力に気付かされたと感じています。
アルコールは付き合い方を間違えてしまうと、人生そのものをアルコールに乗っ取られてしまいます。
ですので、私もあらためて頑張りすぎないように断酒を続けようと思いましたし、他のみなさんもアルコールとの付き合い方を考えて、楽しくて良い人生を過ごしてもらいたいと思いました。
アルコールとの付き合いは上手にしましょう!
そして飲んだら運転は絶対にやめましょう!!
(何だか警察の文句みたいになってしまいました(笑)