諸行無常の響きあり・・・
先日、久しぶりに駅近くの地元の商店街へ行きました。
たまたま仕事の打ち合わせで指定された場所が、商店街の中にある昔から地元では有名なコーヒー専門店だったので、商店街もそのコーヒー店も5年ぶりくらいに訪れたのですが、周囲のあまりの変容ぶりに正直驚いてしまいました。
まず、その商店街周辺は地元で一番の飲み屋街であったのですが、昼間に訪れてもわかるくらいに居酒屋やクラブといったお店の看板がなくなり、シャッターに「テナント募集」の張り紙が貼られている店が多くありました。
また、私が学生の頃によく買いに行っていたCDショップも閉店していました。
今のようにネットでの配信や通販のない時代には、好きなアーティストの新曲が出るとなると、学校帰りに自転車でお店に行って、予約表の記入と引換券をもらっていたのを思い出します。
その後、たまたまこのショップでアルバイトをしていた人を知っていたので聞いてみたところ、やはり売り上げがずっと芳しくなく、去年の年末に閉店となったそうです。
正直、私自身も今回のように仕事の打ち合わせなどの用事がないかぎり、この駅近くの商店街には行くことはありませんでした。ここ10年くらいで、郊外型の駐車場がある大型ショッピング施設が増え、近くには有料駐車場しかない駅周辺に買い物に出かけることが少なくなっていました。
しかし久しぶりに訪れて、知っていた街が全く違った光景になっているのを見ると、やはり一抹の寂しさを感じます。
諸行無常とはいえ、やはり思い出などがある場所が無くなってしまうのは何とも言えない気持ちになるものですね。
もっとも飲み屋さんについては、もうお世話になることも、売り上げに貢献することも難しい身体になってしまいましたけれど・・・(苦笑)